飛島村

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生活・環境

ハヤトゲフシアリ(ブラウジングアント)について

 ハヤトゲフシアリ(ブラウジングアント)は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき「特定外来生物」として指定されており、輸入、飼養、運搬等が禁止されている、南ヨーロッパ原産のアリです。
 平成29年7月に飛島ふ頭で発見され、その後東京都、大阪府、福岡県、鹿児島県、兵庫県および沖縄県で確認されています。

ハヤトゲフシアリの特徴

 働きアリは体長2.5~4㎜程度で、体は細長く頭胸部は暗赤色で、腹部は黒くなっています。全体に艶があり脚や触覚が長い。腹柄節は一つで、ここに一対のトゲを持つことが属名の由来になっています。日本産の種アリには見られない早い速度で行列を組んで活動します。
 女王アリは体長6㎜程で、全体に太く腹部に白い短毛が密生しています。

ハヤトゲフシアリの生態

 比較的乾燥した裸地や街路の廃材下、コンクリートブロックのすき間、雑草除けのカーペット、スレート波板の下などに明確な形状を持たない巣を作り、地中深く穴を掘ることはありません。
 働きアリは春から秋にかけて気温が上がる日中に活発に活動し、冬場も日照で巣の温度が上昇すると少数が巣外活動することがあります。動きは非常に早く、息を吹きかけるなどの刺激を与えると目にもとまらぬスピードで走り回ります。
 多女王制でスーパーコロニーを形成し、著しく高い増殖力をもつことと並んで、昆虫等の他の小動物を次々に襲って餌とする観察例から、在来の生態系に大きな影響を与える可能性は高く、高い侵略性を持つことが明らかになっています。

飛島村の取組

 環境省中部地方事務所、愛知県環境局環境政策部自然環境課、名古屋港管理組合等と連携して、ベイト剤や液剤を使用した駆除活動および粘着トラップによる生息確認を行っています。

ハヤトゲフシアリと疑われるようなアリを見つけた場合

 ハヤトゲフシアリは、飛島ふ頭内のみで生息が確認されていますが、万が一疑いのあるアリを見つけた場合、市販のアリ用殺虫剤または熱湯で駆除が可能です。発見時は、発見日時、発見者、発見場所および発見時の状況について、できる限り大きく写っている写真の画像を添付のうえ下記お問合せ先に連絡をお願いします。

愛知県お問合せ窓口
 愛知県環境局環境政策部自然環境課野生生物・鳥獣グループ
 電話番号 052‐954‐6230(直通)平日:8時45分~17時30分
      052‐961‐2111(代表)土曜・日曜および祝日
 ファックス 052‐963‐3526
 E-mail shizen@oref.aichi.lg.jp
(写真添付の場合は、7MB以下でお願いします。)

飛島村お問合せ窓口
 飛島村民生部保健環境課環境衛生係
 電話番号 0567‐52‐1001(直通)平日:8時30分~17時15分
      0567‐52‐1231(宿日直)土曜・日曜および祝日
 ファックス 0567‐52‐1009
 E-mail tb-hokenkankyo@vill.tobishima.lg.jp

ブルーデータブックあいち2021「ハヤトゲフシアリ(ブラウジングアント)」(愛知県ホームページ)(別ウィンドウで開きます)

問合せ先

すこやかセンター内保健環境課 電話 0567-52-1001